転職してから約三ヶ月。
私の担当は、主にNC旋盤。
ですが最近、汎用旋盤も触らせてもらえるようになりました。
汎用旋盤をさわっていく中で、失敗があったので、書き留めておきます。
加工したのは5mmの溝。公差範囲を超えてしまいました。
公差範囲は0.05でした。 注意する必要はありますが、厳しい公差ではありません。
なぜ、5mmの溝で失敗したのか、書いていきます。
ブロックゲージが途中までしか入らなかったため、入るまで溝を広げたら公差をオーバー
溝の寸法は、5mm(+0.05、+0.1)と指示されていました。
とりあえず、基本通りに中間寸法の5.075を狙って溝を入れました。
そして、寸法に問題がないか、5.05のブロックゲージを入れて確認。
しかし、ブロックゲージが半分しか入らない!
私は、溝幅が足りないのだと思い、溝を0.02ほど広げました。
しかし、まだ入らない!
こうして溝を広げる作業を繰り返し、やっと入るようになりました。
他のところも仕上げて完成!
・・・しかし喜びもつかの間。ノギスで溝幅を計り直してみると・・・
5.3mm!?
完全に公差をオーバーしていました。
どうやら、バイトのたわみ、や表面粗さ、切削速度の要素によってブロックゲージが引っかかってしまっていたようです。
原因の詳細は不明ですが、私は切削速度が変わったことによるによる表面粗さの変化が原因だと思っています。
この失敗をする前に2回ボンミスで不良を出しているので、ショックでした。。。
結局NC旋盤で、若干ブロックゲージが引っかかる状態で仕上げとしました。
溝にはめ込む部品も、当社で作る部品なので、問題はありません。
このとき、周速一定のプログラムで溝を入れると、引っかかりがなかったかもしれないと、今では考えています。
練習を積めば必ずできる
やはり今回感じたのは、できなかったのはただ練習と経験が足りなかっただけ。
練習を積めば必ずできるようになる。
ということです。
次に似たような加工を汎用旋盤で行ったとき、きちんとできたら成長を感じられると思います。
この、成長を感じる課程がこの仕事のとても楽しいところです。
以前の、大企業総合職の調整ばかりの対人業務では得られない楽しさです。
今、私のように技術者として働きたいと考えている方、辛い現状を打破したいと考えている方。
転職に成功した今なら分かります。 ときには現状からの逃げも必要です。
私は、現状からの逃げがきっかけで、今のやりがいを持てる仕事に就くことができました。
ちなみに以前はこんな状況でした「私が会社を辞めるまで。「おまえ頭に障害でもあるんじゃねえの?」」
ですが、今は毎日が活き活きしています。
転職と後悔については、以前の記事「零細の工場に転職して3ヶ月目。後悔してる?」で書いています。
私と同じように、転職を考えている方にはきっと参考になるでしょう。
自分の人生の幸せは、自分にしか分かりません。自分の信じる道を進みましょう。
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