今日、NC旋盤の仕事でワークをふっ飛ばしてしまいました。
これは、私の信頼を得るための意識が希薄だったことが原因だと今では思います。
切削条件を上げすぎて、ワークをふっ飛ばす
ワークの材質はアルミ。大きさはφ25×35。どちらかというと長細い形状です。
これをつかみ代5mmほどで、切込1mm、約3000回転で切削したところ、ワークが吹っ飛びました。
主な原因は、油圧を0.9kpaにまで下げていたことです。
基本的に、油圧は1.2以下には下げないということを、意識しておかなければなりません。
そして、やむを得ず油圧を1.2以下に下げた場合は、切込量を0.5まで落とす。
通常のつかみ代があれば、これさえ守れば吹っ飛ぶことはないでしょう。
このことが頭に刻まれた出来事でした。
攻めてミスをした方が、自分の実力にはなる。だが、信頼は失う。
今回のミスは、切削条件を上げすぎて、ワークをふっ飛ばしてしまったことです。
まず、今日ミスをするまで、私は以下のように考えていました。
・材料がアルミで、φ25×35と小さく、吹っ飛んでも機械に悪影響は少ない
・切削条件を攻めて失敗した方が、失敗するラインが分かって自分のためになる
たしかにその通りです。
しかし、実際失敗すると、割と大きい音がします。
機械に全く影響がなく、私に経験値がたまったとしても、上司はとても不安です。
「こいつ、失敗ばかりだが大丈夫か?」
となります。
物理的には機械に悪影響はなく、経験値は得られます。しかし、失うものもあります。
信頼を失うのです。
私は、そこに目を向けていませんでした。自分の技術の向上ばかりに目を向けていました。
攻めるということには、信頼を失う覚悟が必要です。
信頼を失うことを覚悟の上で攻められる人が、どんどん成長できるのだと思います。
しかし、私は信頼を失う覚悟を持っていませんでした。
これからは、信頼を失う覚悟を持って、信頼と得られる経験値を天秤にかけ、攻めていこうと思います。
前職と違って、理不尽な失敗は決してない。
あなたは、今の仕事で理不尽な失敗を繰り返していませんか?
私も経験があります。ただ、上司に気に入られてないことが理由で、決裁のハンコが貰えず仕事が進まない。
本当に辛いですよね。
でも、転職して変わりました。
私は、今の仕事が好きです。
今の仕事には、理不尽な失敗は決してありません。
今回の失敗もそうです。 自分の経験不足が招いた数値のミスです。
失敗もありますが、失敗のない仕事なんて面白くないです。
この感覚は、好きな仕事に就くまで分かりませんでしたが(笑)
今の仕事だけが全てじゃありません。
私のように、一歩踏み出すことで人生が180度変わる人も大勢いるでしょう。
私が転職して感じたことをこちらの記事「零細の工場に転職して3ヶ月目。後悔してる?」の記事に書いているので、興味のある方は読んでみてくださいね。
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