私は経営者を含めた全人数6人、うち加工担当3人の零細町工場でNC旋盤・汎用旋盤の仕事をしています。
そんな立場の私から、旋盤工・フライス工が底辺から脱却する方法を書いていきます!
町工場の加工職人全てにあてはまる内容ですが、本記事では私の立場から旋盤工とまとめさせていただきますね。
旋盤工は底辺という考えを変える
あなたはなぜ旋盤工を底辺と思っているのでしょうか。
私は誇りを持ってこの仕事をしていますし、尊敬する旋盤の師匠もいます。
以前、旋盤工が底辺という意見に一つずつ反論を書いた記事を書きました。→
こちらの記事を読んで、もし旋盤工は底辺という考えを改められればそれはもう底辺とは言えませんよね。
底辺と思う自分がいるから底辺なんです。
転職する
どうしても旋盤工は底辺という考えを改められない場合、きっとあなたは旋盤工には向いていません。
自分が心から誇りを持てるであろう仕事が他にあるなら、転職してしまうのも一つの手です。
「それができないから今の仕事をしてるんだよ!」
というあなた、本当に行動を起こしてみましたか?
電話面談が必要ですが、私が一番おすすめする製造業界専門の→メイテックネクストで求人を見てみてください。
好条件の非公開求人がかなり多いです。
あなたの夢が意外と手が届くところにあることが分かると思います。
ただ、繰り返しになりますが、旋盤の仕事は誇りを持てる最高の仕事ですよ。
不満の根本を解決する
不満の根本を解決すれば、旋盤工のままで底辺から脱却できます。
ですが、解決策はなぜあなたが旋盤工を底辺と思っているかで変わってきます。
給料が少ない
私は旋盤工で6年目ですが、残業なしで年収は440万円ほど。残業が多い年は500万を超えます。
多いとは言えないと思いますが、これだけあれば妻と子を養いながら贅沢はできないながらも十分な暮らしを送っていくことができます。
旋盤工や機械加工職で、経験年数が長いのにこれより待遇が悪い方ははっきり言って給料が低めだと思います。
仕事が好きでも、あまりに待遇が悪いのでは底辺と思ってしまっても仕方ないかと思います。
まずは会社に交渉を試みてみて、取り合ってもらえそうならそれでよし、無理そうなら可能な限り早く転職をしたほうが良いと思います。
私の勤務先でも先月未経験者一人(30代半ば)の採用を決めたばかりですし、未経験・経験を問わず機械工を欲しがっている会社は多いと思います。
この場合も先程紹介した→メイテックネクストを使うのが一番おすすめです。
従業員をいいように使ってやろうと考えている会社でなく、従業員を大切に思ってくれる会社で働くことで、旋盤工のままで底辺から脱却できます。
仕事に誇りが持てない・面白くない
仕事が面白くない原因にはいくつかありますので、場合を分けて考えていきます。
仕事が単調
特に数物屋さんの場合は仕事が単調で面白くないと感じる場合が多いようです。
私は単品ものの加工を普段行っていますが、決して仕事内容が単調になることはなく、いい意味で常に考えながら仕事をしているので飽きることがありません。
特にボタン押しだけの仕事だと技術が身につくこともありませんし、下記事のようにロボットに仕事を取られてしまうの時間の問題です。
単品ものの仕事に担当を変えてもらうか、もしそういった部署がなければ上のように転職を検討するのも良いと思います。
認めてもらえないから面白くない
仕事をするにおいて、認めてもらえずに自分の居場所がなければ誰しも辛くなってしまいます。
技術を磨いて役に立つ経験をする、マイナーな分野でも一つのことで一番になる(例えば誰よりも上手くドリルを研げるなど)など、普段の仕事ではそこそこでも、組織として必要な人間になることはできます。
そうして認めてもらえる事ができれば、仕事が面白くなってきて底辺と思うこともなくなっているはずです。
仕事に誇りが持てない
旋盤工は自分の仕事に誇りを持ちやすい仕事だと思います。
部品製造という形でわかりやすく社会に貢献でき、しかもそれに自分の技術が必要となると誇りが持ててくるものです。
半分詐欺のような迷惑営業など社会にあまり貢献できていない仕事もありますので、もっと旋盤の仕事に誇りを持って良いと思いますよ。
3K(汚い、危険、きつい)がいやだ
きついと思うなら仕方ありませんが、汚い、危険は努力次第でかなり小さくできます。
掃除や日々の安全作業を徹底して、労働環境を改善する努力をしてみてはいかがでしょうか。
安全についてはこちらでも書いていますので参考にしてみてください。
・・・と口で言うのは簡単ですが、組織風土として3Kの環境ができあがっているのであれば個人の力でそれを変えることは難しいのも分かります。
工場の中には本当にきれいな環境でやっているところも最近は増えています。
そういった環境の良い場所に転職して旋盤を続けるというのも一つの手かと思います。
まとめ
旋盤工は底辺ではなくむしろ最高の仕事というのが私の立場ですが、人それぞれに考え方があります。
底辺の仕事に就いていると思いながら生活していくのは苦しいことですので、本記事を参考に少しでも自分の生き方に誇りを持ってほしいと思います。
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